クルミの物語

Juglansのアクセサリーはクルミの木を使っていますが、私はナッツのクルミを食べるのも大好きです。

Juglansではウォールナット(クルミの木)の板をデザインカットし、アクセサリーを制作しています。

木材そのものの色味を生かしたいと、素材を探す中で使い始めたのがウォールナットです。

私はもともとナッツ入りのパンや焼き菓子が大好きで、その点でもクルミは親しみを感じる存在です。

 

 

クルミはナッツの中でも特別な存在で、「ナッツ」という言葉の語源もクルミだそうです。

私たちのブランド名にしている「Juglans」はクルミの学名なのですが、ローマ神話の主神ジュピター(Jupiter)のナッツ(glans)を意味し、古代ローマ人は結婚式で新婚カップルにクルミを投げる習慣があったといいます。

 

古代からクルミは医薬としても使われていました。中世の学者たちの間では、クルミはその形から頭部の象徴とされ、脳や頭をスッキリと落ち着かせる効能があると考えられていたようです。

クルミは幸福や創造のお守りにぴったりなモチーフと言えるかもしれません。

ナッツの収穫が機械化されている現在でも、輸出用のクルミは仕上がりの美しさを求めて、古代さながらに手作業で皮がむかれているそうです。テクノロジーが進化しても人の手が不可欠なのは、アクセサリー作りとも重なります。

 

ナッツをめぐる様々な話題にご関心をお持ちの方には、『ナッツの歴史』(原書房、2016年)という本がおすすめです。

文学や映画などのエピソードを織り交ぜ、親しみある語り口でナッツの豊かさを味わわせてくれます。

収録されている写真や図版も美しく、とても趣のある本です。

 

「自然そのもののイメージ。おしゃれで素朴。小さいけれど存在感があり、独特な風合いで楽しませてくれる、心のサプリメント」。

ナッツの魅力に倣って、そんなアクセサリーを目指したいと思います。